写真印刷時のプロファイル

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最近、Spyder PRINTなるものを購入した。これは、プリンターのキャリブレータで、こいつを使ってプリンターで印刷したテストパターンをスキャンすることでプロファイルが作成できるという便利な物。
今となっては古くなった複合機CANON MX860とip6100Dでテストしてみた。
MX860は5色だが、1色は書面印刷用顔料黒なので、写真印刷時は事実上染料4色。ip6100Dは染料6色。インクの数では、ip6100Dが優れていると言える。

印刷する画像によって異なるのだろうけれど、室内で撮影した人物写真(室内照明+外からの光が人物の顔に当たっている)で試した所、「はて?」という疑問が沸いてきた。
Spyder PRINTでプロファイルを作成し、比較する限りは、MX860よりip6100Dの方がいい感じではあるが、ディスプレイ(hueyPROでプロファイル作成済み&適用)で見る画像とまだかけ離れている感じ。
Windows7標準で用意されているsRGBのプロファイルでも試したが、MX860よりip6100Dの方がいい。でも、まだ違う感じ。

「流石に、インクの数が違うだけあるな」

そう思った矢先、MX860の「色/濃度」設定をプロファイルを使わず、自動にして印刷した所、あっけなくディスプレイ画像と遜色ない感じになったのだ。
これには、ビックリ!
しかし、他の画像を試した所、色合いがちょっと違う。MX860の自動「色/濃度」設定は、つぼにハマルと凄いが、100%つぼにハマルとは限らないようだ。
これに気をよくして、「ip6100Dはインクの数が違うからもっとよくなるだろう」とip6100Dの方も自動「色/濃度」設定を変えてみたが、どうも違う…。MX860と比べると、逆に「こってり」するようになったのだ。
MX860はノズルの数合計2048個に対し、ip6100Dはノズルの数合計1536個。インクの種類が多ければいいのかと思いきや、どうやらそうでもないらしい。

最後に、今回はSpyder PRINTでプロファイルを作成した際に最後まで追い込んでいないことを付け加えておく。
Spyder PRINTでプロファイルを作成する際、最後の段階で実際の画像との追い込み作業があるのだ。横着しないで、この追い込み作業を端折らなければ、かなりの線まで行けるようだ。
しかし、時間が相当かかるだけでなく、追い込み作業をすると紙やインクもその分消費するため、今回は端折ってしまっている。

ただ、今回色々試してみて、Spyder PRINTでプロファイルを作成し、追い込めばかなりいい線行けそうな予感がしている。というのも、MX860を使って、紙をCRISPIAとコストコ写真用紙のプロファイルを作成した所、光沢の違いこそあれど、写真同士を比較する分には全く遜色ないよう見えたからなのだ(残念ながら、CANONの写真用紙光沢ゴールドは、横着プロファイル作成作業では色が他の紙と合わなかった)。
「729EZカラー+グレー」でキャリブレートする方が結果はよかったので、再スキャンしてから追い込みに時間を掛けたいと思う。