楽器用ワイヤレス

  • 2010.04.19
  • WL
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最近、楽器用ワイヤレスは数万円で購入できる時代になってきた。
LINE6のG30なるデジタルワイヤレスが登場して、一部のマニアにもてはやされている。
デジタル処理されているため、あまり音細りがないらしい。
そりゃあ、そうだろう。今までのアナログワイヤレスの音細りの原因は、コンパンダなるものを付けているからに他ならないのだから…。

エレキであれば4-6弦、つまり低音が入ると、バックにシャーという音が出てきてしまう。
これを抑えるために敢えて低音を削ってしまうのだ。
楽器用ワイヤレスでも、dBX(現在THATS)をコンパンダとして使っているメーカーは割合低音が出ており、無音時のノイズが少ないように思う。
これはコンパンダLSIとdBXのLSIの特性の違いからなのだ。
特性の違いというのは、コンプレッサ(エキスパンダ)を掛けるため、コンパンダではダイオード検波している所を、dBXではRMS検波している。
それによって、微妙なアタック・リリースタイムやノイズの出方が変わってくるのだ。

一見不要なコンパンダだけれども、コイツを使うことによりS/Nを良くすることができるのだ。これは、ドルビーといったノイズリダクションも一緒。コンパンダやdBXはノイズリダクションの一種なのだ。

でも、デジタル化によって、コンパンダを使わなくても済むようになってきている。そうなると、一番喜ぶのはギターを引く連中。引く度に出てくる「シーシー」というノイズが鳴らずに済むものね。

ただし、G30に欠点がないわけではない。2.4GHzを使っているため、無線LANやブルートゥースと混信を起こしやすいのだ。最近、音楽の現場では無線LANも結構使われていたりする。G30を使うことで、現場がパニックなんてことも!?

現在は楽天で入手することは困難。一部ネットショップで入手できるようだけれど、そこもいつまで入手できるのかどうか…。