しばらく無線自体は殆ど携帯電話しか使っていないけれど、ちょっぴりチェックはしておりますです。

その中でも、注目していたのは、CB無線の新機種開発。
そこの会社のサイトを拝見していると、ICB-87Rの改造機で技適を取った実績があるのは分かったが、何をやっている会社か不透明だったということもあり、おいらもスルーしていた。
一応開発例として基板の画像も出ており、開発のみ行っている会社(個人企業?)というのは分かるのだけれど。
また、出資する上で、進行状況の報告などなどを見ていると、不安要素が見え隠れしていた。
また、電気回路の設計者が運営している会社のようだけれど、果たして筐体までミスなく設計できるのかしらということも思った。
(こんなことを書くとブログが炎上しそうだけれど、「あーあ、やっぱりね」と言ったり、誹謗中傷する意図はさらさらなく、あくまでおいらはこう思ったという感想なので念のため)

で、今回の話題の発端はこうだ。
とある会社がCB無線の新機種開発を発表し、出資を募集。
予定していた200件に達したので、出資者もこれで安心…と思ったはず。
少し開発方針が変わったこともあり、遅れるのもやむなしという声もあったが、今年の秋頃に出荷できるのではという話題も出ており活気付いたに違いない。
来年にはそのCB無線機を使って運用するのだという夢を見ていた人も大勢いただろう。

ところが、予定日を過ぎ、今年の冬を迎えようかという頃に、残念な話題が。開発資金がショートしてしまい開発が中止延期となったというのだ。
パトロンでも登場しない限りは、絶体絶命といえる事態に。

真偽の程は分からないが、理由の1つの中に材料費の高騰(LCDパネルの)で条件が折り合わず一方的に契約解除された旨の話が出ている。
それ以外にも、今回の開発にはかなりプレッシャーがあったであろうことは事実と思う。

また、開発中止の言い訳から、CB無線機の開発期間中、どうも出資金にて会社を運営していたのではと思えるフシが。
となると…!?

このプロジェクトに出資を躊躇わせていた理由にもう1つ。2000年前半に起こったモルフィーワン事件。
リアルタイムでは知らないけれど、最後は結構大事になってしまったようだ。

おいらがネットから得た情報によれば、一部ユーザーから支持されていたHPから出ていたPDAが販売中止となり、自分達でオープンソースとして作ってみようと始まったのが、モルフィーワン。
その際に言いだしっぺの人が周りから出資を募り、かなりの金額を集めたらしい。

雑誌社の取材には、開発はすごく「簡単である」と豪語し、出資者は早くできるのだろうと沸いた。
必要な部材を購入し、開発に専念できるようにと、出資金を使って、事務所を借り、高価な測定器なども購入した。
これにより「神光臨!」と期待も更にヒートアップしたに違いない。

ところが、いつまで経っても成果は上がってこない。
途中経過の成果物の提出を求めると、とても玄人が作ったとは思えない基板で、回路も滅茶苦茶(「簡単である」と言わなきゃよかったのに)。
これに見かねた人が手を差し伸べるも、「自分から手柄を横取りするつもりか」と突っぱねてしまう始末。

時が経ち、苛立った出資者から返金しろと言われてしまうが、ある程度資金を使い果たしており、自己破産してしまう。
成果物としては、PDAとは別に利益を得ようと思って作ったのか、USB I/Oモジュール基板(自己破産後他の会社に権利を譲ってしまう)といった所。
夢と引き換えに虚しさだけが残った。

今回の一件、色々考えられるけれど、今後の動向が気になりますなぁ。
とにかく、同社には、出資者の期待を裏切らないようお願いしたい。

「もし、何らかの理由が有ってこのプロジェクトが頓挫した場合、弊社が存続していたら開発費用は返却します。」 とはある。
開発が頓挫したのではなく、あくまで中止延期なのだそうだ。
開発が頓挫したと認めても、会社が存続できなかったらお金は返せませんと言うことですな(当然と言えば当然かな)。
最悪の事態にならぬよう、お金に余裕のある人は、この際利益云々を度外視して、開発が存続できるようパトロンになってはいかがかしら?

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一部2015.10.27修正:ネット情報によれば、今回の案件は「中止」ではなく「延期」なのだとのこと。真偽のほどは分かりかねるが一応修正しておく。
ただ、数ヶ月で開発できるようなまとまったお金が集まるとも思えず(それとも当てがあるのか?)、当てにしていたパトロンからも裏切られたようなので、これって事実上の…。

出資の募集要項を見ると、「市民バンド無線機の開発費用の出資者を追加募集。」とあるが、実機を作って云々という文言が出ていない。
出資された方に渡される預り証に一筆「開発した製品を渡す」旨書いてあるといいのだけれど…。

資金が足りなくなったのは、当てにしていた協力者が(資金)協力してくれなかったためということのようだ。
1000万円近くの資金が集まったようだが、更に必要だったということか。
元々無謀な計画であったのではないかということは言えそう。
見た感じ電気系の試作しかしていないようにも見えるので、電気回路の開発でどうして数年位で1000万円近くの資金がショートするのだろうと不思議ではある。

状況によっては、「開発のために追加支援を」という話も出てこないとも言えなくもないね。
「金返せ!」とやるのも自由だけれど、出資された方は、その位の腹積もりでおられたらどうだろうか。