おいらが学生の頃に夢見た資格があった。
第一級陸上無線技術士(一陸技)の前進である第一級無線技術士(一技)だ。
その頃は、予備試験なるものがあり、勉強不足がたたったのか、あっけなく不合格。
正直悔しかった…。

それから、社会人になり、しばらくすると、予備試験が廃止されたというので、受験してみようと思い立つのだが、過去問題集を見ていても、さっぱり頭に入っていかない。
法規なんぞ、言い回しが難しいのだ。法によっては、「これって、一体何?」なんていうのもあったくらい。
何回か10年毎に思い出しては、過去問を見て挫折するという繰り返すものの、最後は不感症になってしまった位。
一陸技がなくても、今の仕事をして生きていけるしね…と。

そんなおいらが奮起したのは、やはり1アマをゲットできたから。それが一番大きかった。
夢に挑むべく、今年の1月受験に照準を合わせ、自分なりに猛勉強(1アマよりは、甘かったかも)。1アマを受けるという寄り道をしたけれど、それが功を奏して、結構理解できた箇所が多かったように思える。
1アマも一応上級資格なのね…と思った次第。
今年の1月試験は、残念ながら、無線工学Bのみ不合格という結果ではあったのだが、科目合格のため、次の試験では、無線工学Bのみ合格できれば「(完全)合格」という、もう少し手を伸ばせば、自分の手が届く所まで来ていた。
受験の際は、やはりプロ資格だけあり、1科目引っ掛かれば御の字かなと思っていただけに、かなり上出来だ。
嘘みたい。

それから、無線工学Bを合間をみて勉強。無線工学Bというのは、アンテナと電波の伝わり方が出題される科目。この辺は、1アマでも苦しんだ所だが、一陸技はプロ資格のため、更に難しくなっている。
難しいのではあるが、この科目の奥の深さを同時に感じた。
勉強すればするほど、「へぇ」と言うことばかり。

それから、半年経った今、ついに「合格」と書かれた通知を手にすることとなる。
喜びもひとしお。
「夢は叶わない」という現実は、大人になると、本当に思い知らされる。自分の努力以外に外的要因も絡んでおり、どうにもならないからなのだが、自分の努力次第で叶えることができる夢ならば、タイミングによっては叶うようだ。
今の自分は、過去の自分の積み重ねであるということが言われるが、学生の時に一技が取れていたら、今、違った自分になっていたのかもね…と、しばし思いを馳せていた。

大人になったら勉強しなくていいと思っていたのだが、実はそうではなく、大人になってからも、勉強は必須。
勉強をしなければ、進化どころか退化していってしまう。
無線工学は、とにかく奥が深すぎて、大学に行ったとしても、到底全てを理解することはできないだろう。
特に、電波の伝わり方なんぞは、目に見えないだけに、「本当にそうなのか?」などと思う次第。
目に見えないものだからこそ、エロい人…いや偉い人が便宜上「このような式」と決めつけているのだろう。
年を取ったせいで、偏屈にでもなったか自分??
いやいや、まだまだ勉強が足りないとは思っているので、もっともっと勉強せねばなりませぬな。

とにかく、ようやっと試験が終わったので、一息つこうか。