64ビットOSには癖がある
- 2016.02.12
- Windows ソフトウェアあれこれ

最近、64ビットOSのWindowsを使って、アプリを作る機会が多いのだけれど、32ビットOSで動いていたアプリ及びVBAが動かなくなるケースが増えてきた。
初めは巷でよくいう相性問題(便利な言葉ですな)かと思っていたが、よくよく見てみると、ライブラリ参照ができない状況がほとんどではないか。
なぜかというと、32ビットOSで開発した場合、大抵、\Windows\System32にライブラリがインストールされるはず。
しかしだ、64ビットOSのPCの場合、ライブラリは\Windows\SysWOW64なるフォルダにインストールされてしまうのだ。
そのため、ライブラリ参照ができなくなり、アプリが動作しなくなるということが発生するのだ。
なぜ、これに気づいたかというと、たまたま32ビット OSで開発したVBAを64ビットOSのPCで使おうとしていて、動かなかったから、デバッグした時に判明したのだ。後でデバッグすることを考えると、コンパイル不要なVBAって便利ね。
異なるビットのOSのアプリを作る際、ライブラリ参照をする時は、気を付けなければならないという教訓。
まぁ、64ビット版OSにもSystem32ってフォルダがあるので、HDDの容量に余裕があれば、そちらにライブラリをコピーしておいてもいいのかも。
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