AD9851は偉大だ

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最近、アナデバのAD9851なるDDS発振器をようやっと実験で作ってみた。
一部配線を間違えて、偉く時間が掛かってしまったものの、「こんなに簡単でいいのか!?」と思うくらい、綺麗で正確な周波数の正弦波が出せるのだ。

作り方によっては、近接周波数のスプリアスが出てくるらしいけれど、AF程度の低い周波数帯なら作りっぱなし、フィルターレスでOKといってもいいだろう。
RFの帯域でも簡単なフィルターさえ通せば、ある程度の高調波のカットは楽勝でしょう。

そうそう。このDDS発振器を使うのに、DDS発振器の設定をするためのソフトウェアが必要で、コイツのデータ設定を間違えると、うんともすんともいかない。
注意すべきは、発振器の精度を上げるためにクロック周波数を6倍にすることができるのだけれど、そいつのON/OFFをさせるためのビットを間違えると、検討違いの周波数で発振することになる。

また、コイツは設定データーをシリアル・パラレルのいずれかを設定して送ることが可能だけれど、シリアルとする場合は、ちょっとしたお作法が必要。
電源ONの時は、パラレルのため、「xxxxx110」(xは何でもOKだが、ネットでの参考例では0とする例が多い)というデータを送ってからでないと、シリアルに切り替わらない。

シリアルの利点は、パラレル→シリアル切り替えの際に必要な3ビット+データー伝送用1ビット=4ビットと半分で済むことではあるが、8ビットでデータ伝送するパラレルでも対して変わらないかな…という感じがしなくもない。

AD9851には、コンパレータが内蔵されており、位相の異なる2つの矩形波を出力することもできる。
実験した所、メーカーの推奨回路では、60Hzくらいの低周波だと、波形の形がかなり崩れてくるが比較的高い周波数ではきっちりとした矩形波が出力された。

AD9851を使ったPCBボードは安くて5000円程度(日新テクニカ:http://www.nissin-tech.com/2011/11/dds-ad9851.html)でキット化されている。
AD9851自体高価なので、場合によっては自分でパーツを集めるよりPCBボードを購入する方が安く入手でき、性能よく作れるかも。
少々高価になるが、ストロベリーリナックス(http://strawberry-linux.com/catalog/items?code=52003)では、USBシグナルジェネレータキットとして売られているので、実験用の発振器ではこちらの方が手っ取り早い。