自宅の整理にCFW適用された3DSの動作チェックをしていた時のこと。
更新があると出ていたので、更新したら、全く起動しなくなったのです…。

これが俗にいう、BANなのか??
でも私はCFW適用といってもアプリはちゃんと買っているし、CFWは、アプリを持ち歩くためにSDカードにコピーしています。
途方に暮れていたら、解決策が。
「boot.firm」なるファイルを入れ替えるだけでいいのです!
今回起動しなくなったのは、更新でboot.firmを書き換える際に失敗、若しくは本当に起動できなくなるような何らかの仕掛けを書き込んでいるのかも知れません。
一度起動させてしまった3DSの物をコピーするのはダメでした。
一度も起動させていない真っ新なファイルが必要だということのよう。



真っ新なboot.firmに上書きし、動画のような手順を踏むと、何事もなかったかのように動くではないですか!?
ビックリ
ここから先は、2026年の今読んでいる人向けの追記です。
この記事を書いた当時は「old 3DSの修理は終了したが、New 3DSならまだ修理に出せる」という状況でした。
しかし今は違います。3DSシリーズは、全機種すべて修理受付が終了しました。



オークションや中古ショップで動く個体を入手する以外、継続して使う方法はありません。
つまり、壊したらもう任天堂は助けてくれないということです。
だからこそ、自分で直せる手段と、壊れる前の自衛策を知っておく価値が上がりました。
以下、そのあたりを詳しくまとめておきます。


2026年現在3DSの公式修理はすべて終了しています


まず現実から。任天堂の修理受付は、機種ごとに順番に終わっていって、2025年9月をもって3DSシリーズは全機種が終了しました。
理由はどれも一貫して「修理用部品の保有期間が経過した」「部品在庫がなくなり次第」です。
| 機種[型番] | 修理受付終了 |
| ニンテンドー3DS[CTR-001] | 2021年3月31日(到着分まで) |
|---|---|
| ニンテンドー3DS LL[SPR-001] | 2021年3月31日(同上) |
| Newニンテンドー3DS[KTR-001] | 2024年8月28日(部品在庫終了) |
| ニンテンドー2DS[FTR-001] | 2025年3月4日 |
| Newニンテンドー3DS LL[RED-001] | 2025年3月4日(部品在庫終了) |
| Newニンテンドー2DS LL[JAN-001] | 2025年9月4日(最後の1機種) |
2021年の3DS/3DS LLの終了は任天堂サポートの告知に日付が明記されています。
それ以降の機種については、公式の告知ページ自体は「受付状況により変動するため案内いたしかねます」として日付を載せていないため、任天堂サポート公式Xの投稿とゲームメディアの報道が根拠になります。



その公式Xでは、2025年9月にその他の3DSシリーズの修理もすべて終了している旨が明言されています。
受付終了商品の一覧はこちら。3DS全機種が並んでいます。



この記事を書いた頃は「最悪メーカーに出せばいい」が通用したんですよね。今はもう、その最後の砦が無くなったということです。
eShopは買えないが、再ダウンロードはまだできる
ソフト側の状況も整理しておきます。任天堂の公式告知によると、こうなっています。
| できること/できないこと | 状況 |
| 残高の追加 | 2022年8月30日 13:30 終了 |
|---|---|
| ソフト・追加コンテンツの購入 | 2023年3月28日 9:00 終了 |
| 体験版・無料ソフトのDL/テーマショップ | 不可 |
| 購入済みソフトの再ダウンロード | 現在も可能(ただし将来的に終了予定と公式が明記) |
| 更新データのダウンロード | 可能 |
ここ、急いだほうがいいです。再ダウンロードは今のところ可能ですが、公式が「将来的には再ダウンロードのサービスも終了させていただく予定です」と明言しており、終了日は告知されていません。買ったソフトを手元に確保しておくなら、動くうちにやっておくのが正解です。
起動しなくなる前に:SDカードを丸ごとバックアップしておく
今回の私のケースは、boot.firmを入れ替えるだけで復旧できました。
でも冷静に振り返ると、SDカードの中身が無事だったから助かっただけの話でもあります。
3DSはセーブデータもダウンロードしたソフトも、多くがSDカードの中にあります。



そして公式修理はもう存在しません。つまりSDカードが飛んだ時点で終わりなんですね。
これは改造しているかどうかに関係なく、すべての3DSユーザーに共通する話です。
10分でできる自衛策
電源を入れたまま抜かないこと。old 3DSは側面のスロットから、New 3DS系は背面のバッテリーカバーを開けて取り出します。
フォルダを選んでコピーするのではなく、ドライブの中身を全部そのままPCのフォルダへ。何が必要になるか分からないので、選別しないのがコツです。
カードそのものが壊れたときに、コピーを書き戻せば済みます。数百円〜千円台の保険で、二度と手に入らない環境が守れます。
身も蓋もない話ですが、これをやっているかどうかで、いざという時の詰み具合がまるで違います。
私の場合も、結局は「PCで中身を触れる状態だったから直せた」わけですから。
3DSのSDカードで一番多いトラブルは「容量オーバー」



ここ、間違える人がとても多いところです。
3DSは64GB以上(SDXC)のカードが使えません。
全機種共通で上限32GBです。
| 機種 | 使えるカード |
| 3DS / 3DS LL / 2DS | SD/SDHC(フルサイズ)最大32GB ※microSDはSD変換アダプタ経由で使用可 |
|---|---|
| New3DS / New3DS LL / New2DS LL | microSD/microSDHC 最大32GB |
| 全機種共通 | 64GB以上(SDXC)は不可/スピードクラスはクラス2〜10が使用可 |
出典:使用できるSDカードの最大容量(任天堂サポート)/スピードクラスについて
「SDカードが認識できません」の相談は、たいていこれが原因です。
実際、新しく買った64GBのカードが非対応で使えず、元のカードに戻したら認識したという体験報告があります。



今どき32GBのカードを探すほうが手間、という時代なのが皮肉なところですが、こればかりは仕様なので仕方ありません。
ちなみにold 3DSはフルサイズのSD、New 3DS系はmicroSDと、形状からして違います。買う前に自分の機種を確認してください。
\ old 3DS・3DS LL・2DSはこちら(フルサイズ) /
\ New 3DS・New 3DS LL・New 2DS LLはこちら /
認識しないときに公式が案内している対処
容量が正しいのに認識しない場合、任天堂サポートが挙げている原因は、端子の汚れによる接触不良/書込み禁止/ファイルシステムの異常/カード自体の故障です。対処はこの順番。
- いったん抜いて、挿し直す
- めがねふきなど柔らかい布で端子を清掃する(公式の案内です)
- 書込み禁止スイッチを確認(フルサイズSDのみ。microSDにスイッチはありません)
- PCでフォーマットする ※データは全部消えます。バックアップを取ってから
- それでもダメならカードを交換する
端子の劣化については、「ホコリが入ったり保管状態が悪ければ端子の劣化が起こる」「何度も抜き差しをしていると金属端子が削れてしまう」という指摘もあります。
バックアップのために頻繁に抜き差しするなら、意識しておいて損はないでしょう。
厄介なのは、カード側が壊れたのか、本体のスロット側が壊れたのかの切り分けです。
修理店の事例では、microSDが突然使えなくなり、スロット交換になったケース(税別4,800円・30分以上)やカードが差さらず返ってきてしまうケースが報告されています。
手持ちの別のカードで試して、どちらも認識しないならスロット側を疑う、という順序になります。
3DSを延命させるために手元にあると詰まないもの
今回のように自力で復旧するにせよ、単にバックアップを取るにせよ、必要になるものは決まっています。どれも高いものではありません。
SDカードリーダー
PC側でSDの中身を触るために要ります。
当たり前のようですが、最近のノートPCはSDスロットが省かれていることも多いので、意外とここで止まります。
old 3DSはフルサイズSD、New 3DS系はmicroSDなので、自分の機種に合う形状を確認してから買ってください。両対応のものを1つ持っておくと、後々ラクです。
\ PCで中身を触れないと何も始まらない /
精密ドライバー(New 3DS系のみ・JIS1番のプラス)
New 3DS/New 3DS LLはmicroSDが背面のバッテリーカバーの内側にあるため、カードを取り出すだけでもドライバーが要ります。old 3DSは外部スロットなので不要です。
規格は任天堂公式に明記されていて、JIS規格1番(No.1)のプラスドライバーです。トライウィングではありません。
「ネジを4、5回転させれば取り外せる」とのこと。
\ 舐めたネジは戻せない。1本いいものを /
充電器
地味ですが、修理受付が終わったということは純正アクセサリの供給も先細るということです。
作業の途中で電池が切れると余計なトラブルを招くので、充電環境が怪しい人は先に手当てしておくのが無難です。
\ 作業中の電池切れが一番こわい /
どうにもならなかったら:動く個体を確保するしかない
SDカードを替えてもダメ、boot.firmを入れ替えてもダメ、となると、もう本体側の故障です。
そして繰り返しになりますが、任天堂に送るという選択肢はもうありません。
残るのは、オークション・フリマ・中古ショップで動く個体を探す道ですが、ここで正直に言っておきたいことがあります。



3DSの中古相場は、この記事を書いた2021年当時とはまったく違います。
当時は「中古でも3000円前後でそこそこ動く個体が入手できる」と書きましたが、生産終了・eShop終了・コレクター需要が重なって、状況が変わりました。
買取店の掲載相場では、初代3DSで数千円〜1万円、New 3DS LLで15,000〜30,000円といったレンジが示されています(ハンズクラフト・2025年9月時点)。
ただしこれは買取店の自社ブログであって中立な統計ではありませんし、相場は日々動きます。



金額は参考程度に、実際の出品を見て判断してください。
\ 動く個体は年々減っていく /
- 更新後に起動しなくなっても、boot.firmが壊れただけなら入れ替えで直ることがある
- 2025年9月で3DSシリーズの公式修理は全機種終了。もうメーカーには送れない
- 購入済みソフトの再ダウンロードは今のところ可能だが、終了予定とされていて日付は未告知
- 自衛策はSDカードを丸ごとPCにバックアップすること。改造の有無に関係なく全員に有効
- SDカードは全機種32GBまで。64GB以上は使えない。認識しない相談の多くはこれ
公式に見放された機械を、それでも動かし続ける。
手間はかかりますが、こういう遊びができるのも今のうちです。



bootファイルが壊れただけなら、入れ替えればいいだけですしね。






