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【FIIO K11レビュー】エントリー据え置きの完成形は本当?音質・スペック・K11 R2Rとの違いまで徹底解説

【FIIO K11レビュー】エントリー据え置きの完成形は本当?音質・スペック・K11 R2Rとの違いまで徹底解説

PCの音をもっと良くしたいけど、2万円のFIIO K11って実際どうなの?R2Rっていう別モデルとも迷ってる…

据え置きDAC入門の定番として名前が挙がるFIIO K11ですが、上位版のK11 R2Rも登場し、どちらを選ぶか迷う人が増えています。

結論から言うと、初めての1台なら無印のK11で十分満足できるよ。私も実際に買って毎日使ってる。

この記事では、実際にFIIO K11(無印)を購入して使っている私が、スペック・音質・気になる点・K11 R2Rとの違いまで正直にレビューします。

買ってから後悔しないよう、良い点だけでなく気になる点も包み隠さず書いていきます。

\ 初めての据え置きDACに最適 /

暖かい音を試したい人はFIIO K11 R2Rもチェックしてみて

目次

FIIO K11とはどんな製品?据え置きDAC入門の定番

FIIO K11とは据え置きDAC入門の定番!
FIIO K11(公式サイトより引用)

まずはFIIO K11がどんな製品なのか、基本から押さえておきましょう。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

FIIO K11とはどんな製品?据え置きDAC入門の定番

一目でわかる基本スペックと価格

FIIO K11は、USB DACとヘッドホンアンプが一体になった据え置き型のエントリーモデルです。

PCやスマホのイヤホンジャックでは物足りない音を、手軽にワンランク上へ引き上げてくれます。

発売は2023年11月で、実勢価格はおおむね2万円台に落ち着いています(変動あり)。

スリムな筐体に大きなVAディスプレイが付いていて、机の上でも見栄えがいいんだ。某ショップに試聴用として設置されていて気に入った。

カラーはブラックとシルバーの2色展開で、Apple製品との相性が良いデザインとして評価されています。

こんな人におすすめ・向かない人

K11は「初めての据え置きDAC」を探している人にこそ向いた1台です。

タイプこんな人
おすすめPC・スマホ音源からステップアップしたい/手持ちのイヤホン・ヘッドホンを鳴らし切りたい/2万円前後で失敗したくない人
向かない完全なノイズレス・遅延ゼロを最優先する人/すでに上位DACを持ち音の色付けにこだわる人

まずは1台で入門しつつ、将来はRCA出力で外部アンプへ発展させる、という使い方もできます。

FIIO K11の主要スペックを表で確認

FIIO K11の主要スペックを表で確認

ここではFIIO K11の公式スペックを、初心者にも意味がわかるように解説します。

まずは全体像を一覧表で確認しましょう。

項目内容
DACチップCirrus Logic CS43198
S/N比123dB以上
THD+N0.00035%未満
出力(バランス4.4mm)32Ω時 最大1400mW/300Ω時 250mW
出力(6.35mm)32Ω時 520mW/300Ω時 60mW
対応フォーマットUSB:PCM384kHz/32bit・DSD256/同軸192kHz・光96kHz
入力USB Type-C/RCA同軸/TOS光
出力4.4mmバランス/6.35mm/RCA
ゲイン3段階
サイズ・重量約147×133×32.3mm・約407g

数値の出典は価格.comのスペック情報正規代理店エミライの製品ページです。

DACチップと音の数値性能(CS43198)

K11はCirrus Logic製のCS43198というDACチップを1基搭載しています。

これはΔΣ(デルタシグマ)方式と呼ばれる汎用チップで、ノイズや歪みを聞こえにくい帯域に追い込むのが得意です。

結果として、S/N比123dB以上・THD+N0.00035%未満という、クラスとしては優秀な数値性能を実現しています。

数値が良い=ノイズが少なくクリア。色付けの少ない素直な音なので、どんなイヤホン・ヘッドホンとも合わせやすいのが強みです。

出力とインピーダンス対応(最大1400mW)

K11のバランス出力は、32Ω負荷時で最大1400mWという大出力を誇ります。

推奨インピーダンスは16〜300Ωと幅広く、鳴らしにくい高インピーダンスのヘッドホンにも対応します。

ゲインは3段階から選べるため、感度の高いイヤホンから大型ヘッドホンまで音量を最適化できます。

私の手持ちのイヤホンなら真ん中くらいのゲインで十分。ボリュームに余裕があると安心感があるね。

対応フォーマットと入出力端子

USB入力はPCM384kHz/32bit、DSD256ネイティブに対応し、ハイレゾ音源も余裕を持って再生できます。

入力はUSB Type-C・RCA同軸・TOS光の3系統、出力は4.4mmバランス・6.35mm・RCAをそろえています。

RCA出力を使えば、将来アクティブスピーカーや外部アンプへ発展させられる点も見逃せません。

FIIO K11の音質レビュー|実際に使ってみて

FIIO K11の音質レビュー|実際に使ってみて

ここからは、実際にK11を使っている私の所感と、公開されている実ユーザーの評価を合わせて紹介します。

良い点と気になる点を、順番に見ていきます。

良い点(実際に使って感じた点)

操作系が少ないのに使い勝手は悪くない

実際にPCとUSB-Cで接続して使っていますが、まず操作がとても直感的。

操作系が少ない機器にありがちな、使い勝手の悪さはみじんに感じられません。

ゲインやフィルターの設定がVAディスプレイで見やすく、迷わず使い始められました。

音は数値どおりクリアで色付けが少なく、価格を考えれば十分に満足できるレベルにあります。

ピッドホン1でも鳴らし切れる1400mWのパワー!

1400mWのパワーならピッドホン1でも十分鳴らし切れる

AVIOT WA-Z1PNK(ピッドホン1)でアンプをつないで鳴らすには、それなりにパワーを欲します。

パワーがないと低音がイマイチな感じになるじゃじゃ馬特性なヘッドホンです。

K11であれば最大1400mWもあるので、それなりの音量で鳴らし切ってくれます。

6種類の特性を持つデジタルフィルターもあり、ピッドホン1のシャリシャリ特性を若干抑えることも可能でした。

PCで使うなら排他モード

Amazon Musicをアプリで試聴していて、何気に排他モードにすると、音に変化がありました。

PCにつなぐなら、やはり音質に影響を受けない排他モードで使うのがベターですね。

DACは排他モードで使うのが音質をよくするコツ!

シルバーなのに高級感がある

今回はたまたまブラックが在庫切れだったため、シルバーを購入しました。

購入当初は失敗したか…と思っていましたが、実際の製品は高級感があり、ミニコンポと並べておいてもベストマッチでした。

サンプリング周波数が88.2kHz以上だと、天面にあるFIIOの文字がイエローに、48kHz以下ならブルーにそれぞれ光るのもいいですね。

天面にあるFIIOの文字がイエローの様子
天面にあるFIIOの文字がブルーの様子
サンプリング周波数88.2kHz以下は天面にあるFIIOの文字がイエローに光る
サンプリング周波数48kHz以下は天面にあるFIIOの文字がブルーに光る

正直な結論。よほど耳が肥えたマニアでなければ、この無印K11の音で不満を感じることはまずありません。多くの人にとって「これで十分」な1台です。

価格.comのレビューでも、複数の機器すべてで音が明確に変わったという声が寄せられています。

RCA出力で他機と組み合わせやすい発展性を評価する声もあり、入門後も長く使える1台です。

気になる点(正直にデメリットも)

一方で、実ユーザーからは気になる点も報告されています。

価格.comのレビューでは、PC接続時に音声の遅延が生じたという声がありました。

また、USB接続の安定性やノイズ対策に課題を感じたという意見も見られます。

実際に使ってみたけど、USB接続の不安定さは感じられなかったし、音声の遅延も気にならない印象だね

遅延やノイズが出たらどうすればいいの?

こうした症状は接続方法やゲイン設定で軽減できる場合があるため、後半の使い方セクションで対処法をまとめました。

ただ、設定を変更する際にチャタリングがあるのか、スムーズに切り替わらないことも時々あったことを付け加えておきます。

出典:価格.com FIIO K11 ユーザーレビュー

FIIO K11の評判・口コミまとめ

FIIO K11の評判・口コミまとめ

ここでは価格.comやAmazon・楽天に寄せられた実ユーザーの評判を、良い声・気になる声に整理します。

評価実ユーザーの声
良い声複数の機器すべてで音が明確に変わった
設定が直感的でわかりやすい
RCA出力で他アンプと接続でき発展性がある
気になる声PC接続時に音声の遅延が生じることがある

USB接続の安定性・ノイズ対策に課題を感じた

全体としては、価格に対する音質・機能の満足度が高く、エントリー機として好意的に評価されています。

遅延やノイズは環境依存の面もあるため、次のR2R比較と使い方を踏まえて判断するとよいでしょう。

出典:価格.com FIIO K11 レビュー

FIIO K11とK11 R2Rの違い|どっちを買うべき?

FIIO K11とK11 R2Rの違い|どっちを買うべき?

K11には、上位モデルとしてK11 R2Rという別製品が存在します。

方式・音・注意点・結論の順で、選び分けを整理します。

DAC方式の違い(CS43198 vs ディスクリートR2R)

無印K11は汎用チップCS43198を使うΔΣ方式で、数値性能とクリアさを重視した設計です。

対してK11 R2Rは、FIIOが独自開発したディスクリートR2R DACを搭載しています。

R2Rは多数の抵抗を並べたラダー回路で変換する方式で、ややアナログ寄りの音を狙っています。

音の傾向の違い(クリア vs 暖かみ)

無印K11は色付けの少ない、万人向けで無難なクリアサウンドが持ち味です。

一方のR2R版は、暖かみがあり濃度の高いアナログ寄りの音色になると評されています。

数値上のS/NやTHD+Nは無印のほうが優秀で、R2Rはあえて質感を狙ったチューニングと言えます。

無印K11は「特性がよく音がクリアなCD」、R2Rは「暖かみが感じられるレコード」という表現が正しいのかも知れません。

出典:Phile-web(K11とディスクリートDACの比較)

R2Rの注意点(音量の微調整)

R2Rを検討するうえで、実際に両方を触った立場から1つ伝えておきたい注意点があります。

R2Rは使用している抵抗ラダー型電子ポテンショメーターの特性上、無印よりも音量の微調整が難しい場合がある点です。

特に小音量域では、狙った音量にぴったり合わせにくいと感じるケースがあります。

K11無印のボリューム特性(公式サイトより引用)
K11 R2Rのボリューム特性(公式サイトより引用)

ここは好みが分かれるポイント。細かな音量調整をストレスなく行いたい人は、無印のほうが扱いやすく感じられるはずです。

結論:あなたはどっちを選ぶべきか

両モデルの価格差はおおよそ6千円ほどで、向いている人がはっきり分かれます。

項目FIIO K11(無印)FIIO K11 R2R
DAC方式CS43198(ΔΣ)自社ディスクリートR2R
音の傾向クリア・無難・万人向け暖かみ・アナログ寄り
数値性能S/N・THD+Nが優秀数値はやや控えめ
音量の微調整しやすいシビアになりやすい
向いている人初めての1台・数値重視・安く始めたい暖かい音・R2R入門を試したい

私の結論は、耳が非常に肥えた人でなければ、まずは無印K11で十分というものです。

多くの人にとっては、扱いやすさとコスパのバランスが取れた無印が正解になります。

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暖かい音を試したい人はFIIO K11 R2Rもチェックしてみてください。

FIIO K11の使い方・接続方法

FIIO K11の使い方・接続方法

ここでは、K11の基本的な接続方法と、遅延・ノイズが気になるときの対処法を紹介します。

順を追って見ていきましょう。

PC・スマホとの接続手順

基本はPCとK11を付属のUSBケーブルでつなぎ、ヘッドホンを挿すだけで使えます。

接続の基本ステップ
  • 付属のACアダプタでK11に電源を接続する
  • USB Type-CでPCまたはスマホと接続する
  • ヘッドホンを4.4mmまたは6.35mm端子に挿す
  • PC側の再生デバイスをK11に切り替える

RCAや同軸・光にも対応するため、テレビやCDプレーヤーなどともつなげられます。

ゲイン設定とおすすめの使いこなし

K11のゲインは3段階から選べるため、機器に合わせて最適化するのがコツです。

感度の高いイヤホンは低ゲイン、鳴らしにくい大型ヘッドホンは高ゲインが基本の目安になります。

過大なゲインはノイズを感じやすくするため、必要以上に上げないことが快適に使うポイントです。

ハイインピーダンスや感度の低いイヤホン・ヘッドホンはハイゲインに、感度の低い場合はローゲインにする方がいいね。

遅延・ノイズが気になるときの対処

K11に限らず、PC接続時に遅延やノイズを感じた場合は、いくつか試せる対処があります。

遅延に関して、

  • USBポートを別のポート(できれば背面)に挿し替える
  • 付属のUSBケーブルではなく、特性の良いものに変える
  • PC自体を性能の良いものに変える…など

ノイズに関しては、

  • ゲインを下げてノイズフロアを抑える(可能であればローゲイン)
  • 音源からのレベルを歪まない程度に大きくして、K11側の音量を可能な限り下げる(S/Nをよくする時に用いる方法です)
  • 電源まわりやケーブルの取り回しを見直す…など

これらは環境依存の症状のため、必ず解決するとは限りませんが、まず試す価値があります。

FIIO K11の付属品・同梱物

FIIO K11の付属品・同梱物

K11は、届いてすぐ使える付属品がひと通りそろっているのも魅力です。

付属品用途
ACアダプタ・電源ケーブル本体の駆動用電源
USB Type A-CケーブルPC・スマホとの接続
6.3mm-3.5mm変換アダプタ3.5mmイヤホンを接続
ガイド・保証書初期設定・サポート

4.4mmバランス接続を使いたい場合は、対応ケーブルを別途用意する必要があります。

出典:エミライ FIIO K11 製品ページ

FIIO K11をお得に買う方法・購入先

K11の実勢価格は、時期や店舗によって2万円台で変動しています。

最新の価格を確認したい場合は、価格.comの価格比較が便利です。

Amazonは在庫やレビュー件数が豊富で、ポイントやセールを活用しやすいのが利点です。

ブラックとシルバーの2色があるから、机の雰囲気に合わせて選んでみてね。

FIIO K11に関するよくある質問

最後に、FIIO K11についてよく寄せられる質問に答えます。

FIIO K11の音質はどのくらい?

CS43198搭載でS/N比123dB以上・THD+N0.00035%未満と、クラス上位の数値性能です。実ユーザーからも「音が明確に変わった」という声が寄せられています。

FIIO K11とK11 R2Rの違いは?

無印はCS43198のΔΣ方式でクリアな音、R2Rは自社ディスクリートR2Rで暖かみのある音です。価格差は約6千円で、R2Rは音量の微調整がシビア(つまり好みの音量に合わせにくい)になりやすい点に注意しましょう。

FIIO K11は何ができる?

USB・同軸・光のデジタル入力を受けて、ヘッドホンやイヤホンを駆動できます。RCA出力も付いているので、アクティブスピーカーや外部アンプに使うためのプリアンプとすることも可能です。

どんなイヤホン・ヘッドホンでも鳴らせる?

推奨インピーダンスは16〜300Ωで、バランス出力は最大1400mWと大出力です。3段階ゲインがあるため、感度の高いイヤホンから大型ヘッドホンまで対応できます。

PC接続で遅延やノイズはある?

一部ユーザーからPC接続時の遅延やノイズが報告されています。USBポートの変更・ゲインを下げる・ケーブルの取り回し見直しで軽減できる場合があります。

FIIO K11と上位機のK7、どちらを選ぶべき?

まず1台目の入門用なら、コスパに優れたK11で十分という声が多く聞かれます。より大きな出力や機能が必要になったら上位機を検討するのがおすすめです。

まとめ|FIIO K11は初めての据え置きに最適な1台

FIIO K11は、数値性能・出力・拡張性・価格のバランスに優れた、据え置きDAC入門の定番です。

耳が非常に肥えた人でなければ、まずは無印K11を選んでおけば後悔しにくいでしょう。

PCやスマホの音を手軽にワンランク上げたい人は、ぜひ最初の1台に検討してみてください。

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