海外へ旅立つ出国待ちの際、時間が余っていると、非常に苦痛。
フードコーナーに入ったとしても、食べ終わったらどかなくてはいけないし、長居できる場所はそうそうないのです。
ラウンジであれば長居することは可能だけれども、ラウンジといえば、マイルを貯めた強者でないと利用できない印象があります。
そこで、ラウンジを利用できるようにするための強い味方が、プライオリティパスなのです。
中国にある杭州蕭山国際空港でも使えるプライオリティパスの魅力をお届けします。
プライオリティパスは杭州でも生かせる!
杭州からの帰り、いつもならお土産屋を見て、ブラブラするか、椅子に座って「ボー」っと過ごすのが常なのですが、プライオリティパスが使えるラウンジが登場しているではないですか!
メリット | デメリット |
ドリンクや食べ物も豊富。 人が大勢いなくていい。 WiFiも使える。 お土産売り場の近くにあり、入りやすい。 | 中国の食事が口に合わない人には向かない食事もあり。 |
8番ゲート付近にあるこのラウンジは、小腹が空いた時用の食べ物やドリンクなどがあるし、ご飯とおかずもあって(口に合う人は)好きなだけ食べられる。
ラウンジであるから、誰でも入れるわけではないので、人が大勢いないのもいいし、ノンビリできる。
実はこの時、私1人だけだったので、撮影するのは、非常に気まずく、中の画像を撮っておけばよかったかな…と思ったら、ラウンジの中を撮影していた人がいたのでリンクを張っておきますね。
>> 旧ラウンジの中の様子
WiFiも使用できますが、異国なので、念のため、セキュリティソフトはお忘れなく!(心配な人は、現地の携帯を使ってテザリングする方が安心できるかも)
プライオリティパスを持っている人は、唯一の特権であるラウンジなので、ぜひお試しあれ。
注:2024年現在では、杭州蕭山国際空港の拡張に伴い、このラウンジはすでに閉鎖されていますが、新たに8つの空港ラウンジが誕生し、プライオリティパスを使うことでサービスが受けられます。
>>2024年現在で杭州蕭山国際空港内ラウンジでプレミアムパスが使える所
>>2024年に杭州へ行った人が撮影したラウンジ(VIP Lounge)の様子
杭州蕭山国際空港のWiFi情報
ちなみに、ラウンジ以外でも杭州蕭山国際空港では、無料でWiFiが使えるので、お知らせしておきます。
しかし、このWiFiを使用するのに必要なものがある。中国国内でSMSが使える携帯電話なのです。
つまり、現地の携帯番号とショートメッセージが受けられる端末がないと使えません。
中国連通(China Union)などの通話ができるSIMカードならOKです(データ専用カードはNG)。
現地に頻繫に行き来して、現地の番号を持っている人なら、WiFIが便利に使えるので、覚えておいて損はないですね。
無線LANをONして、「HIA Free WiFi」というアクセスポイントをアクセスする。
次に、ブラウザを起動すると、「杭州蕭山国際空港」のホームページが表示されるので、そこから携帯電話の番号を登録する。
SMSでパスワードを知らせてくれるので、同時に知らせているログインのURLをクリックするか(スマホの場合)、入力して(PCの場合)ログインすれば、使えるようになる。
こういうアクセスポイントを使う場合、誰が繋がっているのか分からないので、ファイヤーウォールやアンチウイルスソフトなどは必須です。
私は、とあるメールアドレスをどこかでハッキングされてしまい、外人さんに覗かれた苦い(?)経験があるのです。
それからは、家族との連絡に捨てアカを使うか、面倒だけれど、2段階認証を必ず使うようにしています。
例えば、何か物品を購入できるようにしてあるアカウントだったりすると、色々なものを買われて詐取されてしまうことを考えたら、ホント恐ろしい…。
国内だろうが、海外だろうがWiFiを使う場合は、充分なセキュリティが必要なんですね。
杭州蕭山国際空港のラウンジ情報
この記事の初稿を書いた2016年ではプライオリティパスが使えるラウンジは、上記のようなラウンジが1つしかありませんでした。
現在までの間、杭州ではG20をはじめとした対外的なイベントを開催しており、そのお陰なのか現在では提携ラウンジも驚くほどに増えました。
杭州へ行く人は凄く快適に岐路へと誘ってくれること間違いなし!
ラウンジ詣すると楽しいかも知れないですね。
【プライオリティパスが使える杭州蕭山国際空港のラウンジ 2024年現在】
★Terminal3(国内線乗り継ぎの人のみ使用可能)
- First Class Lounge 9
- China Eastern Airlines V5 Lounge
- HNA Club Lounge
- VIP No. 6 Lounge
- VIP Lounge
★Terminal4(国際線)
- VIP Lounge 16
- VIP Lounge 25
- VIP Lounge 26
プライオリティパスの概要
プライオリティパス(Priority Pass)は、世界中の1,500以上の空港ラウンジやサービスへのアクセスを提供。
会員プランにはスタンダード、スタンダードプラス、プレミアムがあり、旅行頻度に応じた選択が可能となっています。
会員は空港でのショッピング、ダイニング、スパなどの割引サービスも利用可能。
専用アプリを使用すると、ラウンジ検索や予約、アカウント管理が簡単。
ラウンジであればゴールドカード以上持っていれば国内空港のカード会社提携ラウンジを利用できる場合もあるのですが、国際空港だとカード会社提携ラウンジというのが存在しないので、そういった点でも、プライオリティパスは非常に便利に使えます。
※今まで提携のプライオリティパスはカード型でしたが、楽天プレミアムカードは2025年1月からデジタル会員証になります。
アメックスゴールドの後継カードであるアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは、すでにデジタル会員証になっています(他の種類のアメックスはカード型です)。
プライオリティパスの追加特典
プライオリティパスには、次のような追加特典があります。
- WITHUフィットネスアプリのメンバーシップ – オンラインで利用可能なオンラインフィットネス。
- ラウンジ事前予約 – 出発前にラウンジを予約(一部国のみ)。
- 無料の軽食と飲み物 – プレミアムパス提携ラウンジ内で提供。
- Be Relax Spa – 割引トリートメント。
- Game Space – 空港内のゲームスペース利用。
- エアポート・テイクアウト – カフェやレストランの事前注文。
- 免税品の事前購入とVAT還付申請 – ショッピングの利便性向上。
- 空港送迎サービスとレンタカーの割引。
- 到着アシスタンスとオンデマンドワークスペース。
WITHUフィットネスメンバーシップ
WITHUというフィットネスアプリがあり、年間119.88英ポンド(GBP)相当する会費が無料で使えるのだとか(プレミアムパス提携カード会社のプレミアムパスは不可)。
ラウンジ事前予約
一部の国のみのサービスではあるのだけれど、ラウンジの事前予約が可能となっています。
利用できる国は、2024年現在では、ブラジル、エルサルバドル、メキシコ、アメリカ、プエルトリコ、イギリス、ペルー、パナマの8か国。
無料の軽食と飲み物
ラウンジにもよるのだけれど、本当に軽食しかおいていないような質素な(?)ラウンジもあるかと思ったら、豪華な食事を用意してくれるという気前の良いラウンジもあったりします。
今はプライオリティパスと提携していないラウンジなのだけれど、某A航空はかなり広く、凄く豪華だったのを覚えています。
国内航空会社だと相当なマイレージを貯めていないと、豪華な食事ができるラウンジを利用できないので、プライオリティパスでこんなに食べられていいのか…と。
同じ空港内でも、プライオリティパスを使えばいくつものラウンジに入ることができるケースもありますので、出国前にラウンジ巡りなんてしゃれこむのも一考ですね。
Be Relax Spa
日本にはないのだけれど、海外に行った際にはぜひ利用したいスパ。
出国前にリフレッシュして帰りましょう。
アメリカが拠点なのか10の空港とシンガポール、マレーシア、カタール、UAE、オマーン、ドイツ、イギリスなどにあります。
>> Be Relax Spaの所在地
Game Space
私は見たことがないのですが、海外にはGame Spaceというラウンジも別途あるそう。
唯一ドバイ国際空港にあり、24時間やっていて、無制限に遊べるそう。
遊び過ぎて、飛行機に乗り遅れないようにね!
>> Dubai Intr. AIRPORT内のGame Space
エアポート・テイクアウト
全米・全英に広がる44の主要空港にある485店舗のカフェやレストランの事前注文が可能となっています。
空港内は混み合っている場合があり、事前注文できるのはいいね!
免税品の事前購入とVAT還付申請
プライオリティ・パス アプリのInflyterを使って、事前にオンラインで購入し、対象空港でサクッと受け取れるサービス。
出発の数か月前から1時間前まで利用できるので、大変便利なサービスです。
また、50か国以上でVATの還付申請手続きが簡単にでき、航空会社のマイル、ホテルのポイント、もしくは現金で受け取ることが可能となっています(プレミアムパス提携カード会社のプレミアムパスは不可)。
空港送迎サービスとレンタカーの割引
プライオリティ・パス アプリを使えば、世界各地1,100か所以上の空港で、プライベート送迎サービスを割引料金にて利用可能。海外で、送迎サービスがあると心強い。
プライオリティ・パス アプリを使って、50,000か所以上のレンタカー営業所で、レンタカーを優遇レートにて予約可能なので、目的地に着いて、レンタカー会社を探して…なんていう手間がないのが嬉しいですね。
到着アシスタンスとオンデマンドワークスペース
ラウンジ利用時に到着、出発、乗り換え、乗り継ぎ時間を登録するので、その際スタッフがお声がけしてくれるサービス。
80か国以上にあるオンデマンドワークスペース(コワーキングスペース)の利用も可能です。
プライオリティパスのプラン
プライオリティパスには、旅行頻度が少ない人向けの「スタンダード」、定期的に旅行する人向けの「スタンダード・プラス」、頻繁に旅行する人向けの「プレステージ」の3つのプランがあります。
スタンダード | スタンダード・プラス | プレステージ | |
年会費 | US$99 | US$329 | US$469 |
毎回の利用料金 | US$35 | 10回まで無料。11回目からはUS$35。 | 毎回無料 |
同伴者の利用料金 | US$35 | ||
荷物配送料 | US$10 |
カードももらえるけれど、緊急を要する場合は、スマホアプリから入会すると便利(カードは後日送付)。
プライオリティパスを使って、快適な旅にしよう!
クレジットカードを持っていればもらえる場合も
旅行に大変便利なプライオリティパス。
実は、クレジットカードを持っていると、付帯サービスとして発行してもらえる場合があるのです。
それは、楽天プレミアムカード、アメリカンエキスプレスカード、JCBゴールド ザ・プレミアの3つ。
まずは、取得できるプレミアムパスのコースを見てみましょう。
プレミアムパスのコース | |
楽天プレミアムカード | プレミアム |
アメリカンエキスプレスカード | スタンダード |
JCBゴールド ザ・プレミア | プレミアム |
楽天プレミアムカードとJCBゴールド ザ・プレミアは無制限のプレミアム扱いになるのですが、アメリカンエキスプレスカードは毎回使用料金を払うスタンダード扱いとなってしまう。
正直な話、アメリカンエキスプレスカードでプレミアムパスをもらったところで、あまりお得でないことが分かるでしょう。
アメリカンエキスプレスカードでも、最上級のプラチナカードであればプレミアム扱いになるが、入会するのに敷居が高いので、ここでは省略します。
アメリカンエキスプレスカードを消去しつつ、続いては年会費や条件を見てみましょう。
年会費 | 入会の条件 | 発行手数料 | プレミアムパスの|
楽天プレミアムカード | 11,000円 | 原則20歳以上で安定した収入のある人。 | 無料 |
JCBゴールド ザ・プレミア | 16,500円 | 2年連続で年間100万円以上利用するとインビテーションが届き、ザ・プレミアへアップグレードできる。 | 5,500円 |
サイトの中には古い情報の所もあり、2024年5月現在では楽天プレミアムカードの年会費は11,000円となっています。
JCBゴールド ザ・プレミアは16,500円とお高めで、圧倒的に楽天プレミアムカードの方が安いです。
入会の条件として、楽天プレミアムカードは「原則20歳以上で安定した収入のある人」としていますが、JCBゴールド ザ・プレミアは「2年連続で年間100万円以上利用」となっています。
しかも、その前にJCBゴールド会員にならなければならず、即効性という点では楽天プレミアムカードに使い勝手は劣ります。
風の便りでは、JCBゴールド会員の場合、収入が300万円以上ないといけないとかで、人によっては、障壁が高いかも…。
最後に、プレミアムパスの発行手数料ですが、楽天プレミアムカードが無料に対し、JCBゴールド ザ・プレミアは5,500円の手数料が掛かってしまいます。
これを見ると、全ての面において楽天プレミアムカードの使い勝手のよいことがわかりますね。
※楽天プレミアムカードにおいて、2025年1月1日(水)以降利用は、ラウンジ利用は年間5回まで無料に変更になる予定。それに伴いサービス提供方法も変更となるそう(詳細は2024年夏以降に案内される)。
JCBゴールド ザ・プレミアに関しては、変更する旨のアナウンスは今の所ありません。
楽天プレミアムカードはお得だ
空港のカード会社提携ラウンジであれば、楽天プレミアムカードで入場可能です。
小さい空港であっても、ラウンジが存在するので、ずっと硬い椅子の上に座らなくて済むことを考えると、非常に嬉しい。
楽天ポイントをお得に貯められるよう、「楽天市場コース」「トラベルコース」「エンタメコース」の3パターンの中からポイント付与率が選べます。
無料でETCカードを発行することができるのも便利だし、下記の自動付帯保険も付いており、補償もかなり手厚い。
【自動付帯保険の内容】
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- 動産総合保険
キャンペーン中に入会すると、ポイントももらえるので、お得。楽天プレミアムカードに勝るものはないですね!