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CANONETをいじってみた

レストアしたCANONETには、バージョンがあるらしく、i/ii/iii型の3タイプあるのだそう。おいらのは、ii型。i/ii型まではISO200まで、iii型はISO400まで対応するそうだ。
バージョン違いは、レンズ周りを見ると分かる。

CANONETのいい所は、セレンという光電池なる物を使用している所で、電池交換が不要であるということ。セレンという物のお陰で、シャッタースピード優先EEなるテクノロジーが可能となっている。
CANONETは、初期型だけ電池なしで、それ以降に続くCANONETシリーズは電池を使用するようになっている。
何でだろう?

ファインダーを覗くと、露出計が見える。これは、絞りをAUTOにした際に有効となるものらしく、露出がアンダー、またはオーバーぎみになるとシャッターが機械的に切れない仕組みになっている。
露出計は、シャッターボタンを半押しにすると作動し、シャッタースピードに適当な露出を自動で設定してくれる。更にアンダー気味になると、赤い丸が出てきてアンダーであることを知らせてくれる。
これが50年以上も前のテクノロジーとは驚きだ。

ピント合わせは、2重像合致式という物のようで、スプリットスクリーンみたいなもんですな。ただ、明るくないと、非常に見づらいのが難点ではある(これは、現代のスプリットスクリーンも同じか)。

その時代の最安値カメラということで、話題を浚ったというが、売れまくった理由は分からなくもないな。
値段が安いだけでなく、メカがしっかり作りこんであって、50年以上経つ今でもホンのちょっとリストアすれば使えるのだから、レンズはともかく、機械としては優秀なのかもね。

早くフィルムを入れて、試写してみたいもんだ。

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