先月受験した第2種電気工事士実技試験だけれど、無事合格だった。
心配していた極性間違いもなかったようだ。
第2種電気工事士があると何がお得かというと、電気工事の仕事にも使えるだけでなく、自宅の電気工事をするのにも役立つのだ。
例えば、2個口の壁コンセントを3個口の壁コンセントを変えるとする。
作業自体は、マイナスドライバーを使ってコンセントの穴に差し込み、コードを抜いてから、別のコンセントに差し替えるという単純作業。
器用な人ならできるのだが、住宅の壁コンセントに関しては、一般電気工作物と称するものなので、第2種電気工事士以上の資格がないと工事できないことになっている。
照明スイッチを、今流行りのワイド型に変更するのも、資格がないとできないことになっている。
資格がなくてもできるのは、壁コンセントよりも後ろの方(テーブルタップや電気用品など)。素人さんは弄っちゃだめよなのだ。
で、今回、改めて、試験を受けるため勉強したのだけれど、やはり練習を積まずに作業をするのは大変危険なのだというのが改めて感じる次第。
素人工事でもうまい人なら問題にならないだろうが、いい加減に工事をすれば、そこから発火する危険を伴う。
アングラで電気工事をすることは決してお勧めしないが、電気工事をするならば、基礎はきちんと勉強してほしいと思う。
第3種電気主任技術者を取れば、5年経験を積むだけで無試験で第1種電気工事士の資格が取れるらしいけれど、工事の基礎ができなければ、全く意味がないのかも知れませんな。
ちなみに、第1種電気工事士って調べれば調べるほどデメリットの方が少し多いようで、試験に合格しても、電気工事の経験などが必要(学校で所定の学科を卒業していれば即免許取得可能。第2種電気工事士を持っている人なら5年経験を積んでいればOK)だったり、5年に1回講習が必要だったりとか。
学校で所定の学科を卒業していない人や実務経験が少ない人の場合、第1種電気工事士の試験に合格しただけでは免許が得られないので、自家用電気工作物の仕事をしようとすると認定電気工事従事者講習の受講が必要となる。
認定電気工事従事者に認定されると、高圧で受電する工場・ビルなどの自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備)の600V以下の電気工事(簡易電気工事)に従事することができるというもの。
第1種電気工事士は試験合格者であれば受講できるが、第2種電気工事士や第3種電気主任技術者は3年の経験が必要。
色々な面を考えると、自家用電気工作物の仕事をしないのであれば、第2種電気工事士で充分と言えそう。