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JCR(西東京無線クラブ)情報

JCRニュースより(昭和47年)

昭和47年に発行されたJCRニュースより面白い記事があったので、一部抜粋して紹介します。
このJCRニュースというのは、西東京無線クラブというクラブが発行していたものです。
これを読むと、ボランティアあり、様々なイベントありと、古き良き時代を感じさせます。

会誌は、プロの編集ではないため、長文は非常に読みにくかったので、(句読点などを文章に挿入して)できる限り読みやすくしました。
昔の人特有の(?)難しい表現も目立ちましたけど、面白いものですよ(木ノ下談)。
昔のNASA通信機は、CBクラブにも広告を出していたんですね。NASAは昔からアングラ路線のようですね。
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日本市民無線連盟結成さる!!
 市民無線史上初の市民無線(全国会長会)開催される
参加クラブ数65代表138名参加

(昭和47年)2月20日立川社会教育会館大会議室にて市民無線「全国会長会」が開催され、遠くは北海道旭川から、南は大阪・名古屋から関東甲信越にかけ午前2時頃から到着。
応急そばも次々に売りきれ! 正10時司会の宣言で開始。

この集会を100日の遅れをと神奈川市民無線クラブの会長 小方 昭氏、そして来賓挨拶に円谷プロダクションの小久保氏のCBのテレビドラマの製作開始などが話題を呼び、いよいよテーマ連盟結成発起人からの提案。
「日本市民無線連盟」の名称が全員一致で可決。

初代会長に立候補なし。
推薦側として、会務に専従できる神奈川市民無線C会長の小方 昭氏が初代会長に就任。万場一致で可決。
これで事実上会務が進行することになり、急速に市民無線活動が陽の目を見るだろう。
しかし、難問は沢山ある。過去3回連盟の結成に失敗しているその原因は何であろうか?今後の大きな課題となろう。

全国各地に点在する各クラブの動きは無線を活用した、これが市民無線かと想わせるような社会活動をしている。その中にあって、電波法と云う富士山よりも高い山があることを知らしめねばならない。

連盟の今後の進め方としては、すでに陳情書の署名運動が10万局を目標に現在進められている。
又。社団法人とすべく、その準備も整いつつある。そして、またれるのは、国内市民無線局名簿のその1つであるが、何としても外部アンテナの許可待ちである。
しかし、棚からボタモチは落ちてこない。今こそ一丸となってなってやらねばならない。
TVI対策しかり、すでに会長会にて講習会も同時開催され、これにより一掃されるだろう。
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”CB”ドラマTVに登場!!

来る、(昭和47年)7月よりゴールデンタイムにおいて、日本テレビにてCBドラマ10、4、10、10というタイトルで放映される予定である。
このドラマは、CB特有の楽しさを十分折り込んだFBなドラマである。
其の間の人気番組が1つふえ、怪獣ブームから無線ブームに変る事でしょう。
視聴者、小さな子供さんからおじいさん、おばあさんまで10、4、10、10で楽しくなるにちがいない。
これが本当の市民無線家だ!!
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正しく使おう!!電監コール!!

最近メインチャンネル(26.968及び26.976)において、非常に乱れて来た。
メインチャンネルにて、ニックネーム、サブコールで運用している局が多い。たぶん、そういう局に聞いてみると、知らなかったという人が多い。

もし、そういう局がいた場合、お互いに注意し合って運用したいものだ。メインチャンネルQSOは電監コールで運用する。
そして、きれいなお空で楽しい交信が出来るのも皆さんの協力でできるものです。
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西東京YLグループ誕生か!!

西東京無線クラブは、現在男性ばかり、それを聞いたYLさんたち、男ばかりがCBやって、YLだってCBやるよ!!
YLグループ近日中に出来るとか? がんばらなくっちゃあ!!
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市民無線でゴミの不法投棄の監視

ゴミの不法投棄で悩んでいた。浦和市では、市内の市民無線愛好会「日本ラジオマリーナ」の浦和支部(会員)53人の全面的な協力を得て、4月1日から「不法投棄監視員制度」を発足させた。
市内を流れる荒川の堤が、無線交信の絶好の場所であると同時に不法投棄の巣であることから、会員が不法投棄の現場を目撃したら、すぐに仲間や市役所に連絡し取り押さえてしまおうというもの。
また投棄者が抵抗したり、乱暴しそうな気配がしたら、すぐ110番を依頼、警察の出動を要請することも考えているという。
愛好家達は、自分達の楽しみだけでなく、これからも社会奉仕にはおしみない協力をすると、仲間と楽しげに話してくれた。
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市民無線に明るいニュース

長野県では、山岳地帯が多く、ひんぱんに山の遭難事故がある。
そして遭難のたびに、0.5Wのトランシーバーを用いて救助していたが、最近では救助交信が出来なくなってきた。
人命を一時でも早くという今0.5Wではという事・・・・・・・・・

長野県山岳遭難防止対策協議会会長、長野県知事は、信越電波監理局へ周波数の割当パワーアップにと申請した所、監理局から26.708MHz(1W)に正式に許可がおりた。
但し、個人的用務には使えず、もっぱら遭難救助訓練しか使用できない。

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