前のエントリーで3回目で1アマに受かったことを書いたけれど、新問があって難しいとか何だとかいう声もちらほら聞くのだが、実際2017年は一体どうだったのだろう。
gxkさんのサイトに解説があったので、それを参考に1アマ試験の無線工学だけに絞り、集計してみた。
【2017年4月】
A問題 | |
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H11~19年 | 13 |
H20年 | 5 |
H21年 | 1 |
H24年 | 1 |
H25年 | 1 |
H27年 | 1 |
新問 | 6 |
※各25問5点=125点満点
B問題 | |
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H17~19年 | 3 |
H20年 | 2 |
※各5問小設問1点=25点満点
上記表は、類似問題が出ている年度を示す。1アマは5年位の過去問題をマスターしていればと書いてあるサイトなどがたまに見受けられる。
新問の6問を除いた全問に正解できれば、120点取れ、充分合格圏内に入ることになるが、5年位の過去問題だけに固執して勉強していると、最悪A問題の3問(=15点)しか取れないことが想定される。
【2017年8月】
A問題 | |
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H16~19年 | 14 |
H24年 | 2 |
新問 | 9 |
※各25問5点=125点満点
B問題 | |
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H16~18年 | 5 |
※各5問小設問1点=25点満点
上記表は、類似問題が出ている年度を示す。新問の9問を除いた全問に正解できれば、105点取れ、ギリギリ合格圏内に入ることになるが、5年位の過去問題だけに固執して勉強していると、最悪A問題の2問(=10点)しか取れないことが想定される。
本年12月試験の解説は出ていないものの、感覚としては、新問もあったものの、過去の類似問題が比較的多くあったので、10年位の過去問をしっかり解くだけでなく、解き方の基礎さえ理解していれば点数が取りやすかったのではないかと思われる(もしかすると合格率は、2017年の中では高いかも)。
QCQ企画が発表している国家試験受験状況を見ると、4月の合格率は28%、8月の合格率は30%となっており、過去5年のデータの中では一番今年が最悪になっているようだ。
考察する限り、ある程度勉強した人にとっては、4月は点数の取りやすいサービス問題が多かったと思うのだが。
過去の問題は考察していないので分からないが、過去5年間の問題だけ勉強していた人が今年は多かったのか??
謎は、深まるばかり…。
(と言いつつ、不合格になってしまった自分は何?)
3度1アマを受けて思ったのは、試験者側の「基礎をしっかり理解しておいてね」と言うメッセージが隠されているような気がしてならない(当然か)。